ネオテニー

人間が如何に大変かというまさに雑記。

こんにちは、タクトです。

 

ここ数年、年に1〜2回くらい、知人の息子さんや娘さんに会ってくれないか、というお話を頂きます。

大体が息子さんや娘さんが、引きこもったり、グレたり、悩みをかかえていたり、初めて彼氏ができたり、「だるい、辛い、眠い」しか言わなくなったり、親としてはハラハラしている状態のときに送り込まれる「変な大人代表」です。

 

 

「変な大人代表と話をすれば、解決するだろ、だって、変なんだから」

という全く意味がわからない論理展開によって、僕が送り込まれます。

 

昔から知っている方ならOKするんですが、内心は「あー引き受けてしまった」とマジで後悔をしています。

この場を借りて申し上げます、マジで後悔をしています。笑

 

 

で、実際のところ、息子さんや娘さんとはほぼ初対面なわけで、話すことなんてないから、話題に困った僕は、

 

「キミのお父さんマジめんどくさいね・・・」

「お父さん、体臭くさくない・・・?」

 

などと父親を共通悪に仕立て上げ、我らの心理的な結束を強めた上で、唐突にこう言い出します。

 

「人とチンパンジーの違いってなんだと思う?」

 

 

 

・・・・。お父さん、ごめん。

まあそれは置いておいて、人とサルの違いって話題が広がるのでおすすめです。

彼氏ともこの話で盛り上がること必死(保証はしない)。

 

僕はこれだけで相手が中学生、高校生でも半日は話が出来ることに気付きました。

なぜなら彼らの話題の中心である恋愛や交友関係にも通じてくるからです。

 

その話題の中核として「ネオテニー」という考え方があります。

邦訳すると「幼形成熟」っていう小難しい四文字熟語になるのですが、ここではそんな難しく考えないでください。

 

  • 人間は未熟なまま生まれてくる。
  • 人間は「子供の期間」が他の動物と比べてめっちゃ長い!
 

という部分だけ覚えておいて頂けましたら嬉しい。

 

人間は未熟なまま生まれてきて、

子供の期間がめっちゃ長い→遊んで吸収して経験、試行錯誤する時間もめっちゃ長い→めっちゃ頭が良くなる

と考えられるわけです。なんとなく想像つくかな?

天才と呼ばれる人たちの多くは子供のような人だと良く言われますが、これもネオテニーという単語を使って説明されることが多いです。

 

 

と同時に、人間は未熟なまま生まれてきたから、生きる目的がわからないで、悩みます。苦しみます。

自分だけでは抱えきれない「余計な何か」が生まれてきます。

 

少しわかりにくい「未熟なまま生まれてきたから生きる目的がわからない」という部分は

動物と比べてみるとわかりやすいでしょう。

 

動物は生まれてきてすぐに(もしくはその前から)「自分の生きる意味や目的」がしっかりとわかっています(少なくとも僕らにはそのように見えます)。

だから人間みたいに悩みません。宗教とかありません。

 
  • 「動物や虫、魚って悩んだりしないのかなー」って考えたことはありませんか?
  • 「あんた悩みなんてないんでしょ?」と実際に話しかけたことありませんか?
  • 動物は「生きる意味や目的」をはっきりと持っているように、どこか完璧な存在に思ったことはありませんか?
  • あなたが今抱えているような悩みを、動物は持つと思いますか?
  • 悩み苦しんで、群れから自ら離れたり、自殺などといった問題がこんなに多い動物ってヒト以外にいますか?
 

さらによく考えてみてください。

人間がごちゃごちゃやっている恋愛劇。

明らかに無駄じゃありませんか?ただ生きて子孫残すためだけだったら必要ないでしょ?あの苦しみ、悩み。

子孫を残すために、早く生存確率が高い、強い雄を見つけて交尾すればいいだけの話でしょ?何ごちゃごちゃ考えてるの?

 

これを言っちゃうとこのモテる女が集まるサイトも閉鎖なんだけど(笑)

「明らかに無駄な労力」

 

チンパンジーは人間の恋愛を見て「バカ」「ガキみたい」と言うでしょう。

事実、チンパンジーの子供の姿形が人間によく似ていることから、人間はチンパンジーのネオテニー(チンパンジーが未熟さ、幼さを保っている状態=人間)だと言われることもあります。

人間は如何に大変で未熟か、、

 

 

と、ここまで書いていて思ったのですが、このままだと話が半日続くのでまた別の機会に続きたいと思います。

気分次第なもので、、急ですいません。。

別の機会があることを祈って頂けましたら幸い。

 

 

ネオテニーという考え方自体、非難もありますし、今回の記事はかなりわかりやすくするために考え方をひん曲げています。

ただ、わかってほしいのは、

人間は未熟な存在だということ。

未熟な存在「同士」が行うのが恋愛(交友)だということ。

相手に求めすぎることの虚しさ。

相手の未熟さ(特に男は精神的にネオテニーのまま、大人になっても幼いことが多い)を受け止める器量の必要性。

などなど、いろいろと考えることが出来ると思いますので、ふとした瞬間に思い出して頂けましたら幸いです。

 

 

ちなみに、この話の数倍細かい話を聞いた知人の息子さん、娘さんたちが悩みから解放されたかって?

お父さんごめん。

より一層頭を抱えて、帰っていきました。笑

 

それで良いんだと思うんです。

 

 

タクト

 

 

 

 

PS

 

チンパンジーと人間の違いについてあともう一点だけ。

チンパンジーのお母さんは1人でも子供が生めます。するりと生まれてくるらしいです(ぼくは映像を見たことがないのですが)。

 

だけど、人間は二足歩行になってしまって子宮の出口が小さくなってしまったから「誰かの助けを借りないと」子供を産むのが非常に困難。

 

人間って大変だね。